ハロー!プロジェクト
通称ハロプロと呼ばれるアイドルグループがある。
2014年までつんく♂がモーニング娘。アンジュルム Juice=Juiceなど多くのアイドルグループを世に発信してきた。
平成のアイドル戦国時代(2010-2019)とも呼ばれるように、AKB48,ももいろクローバーZ,私立恵比寿中学,乃木坂46,欅坂46...等多くの
女性アイドルが世のヲタクたちを熱中させた。
そんななかで、20代-30代ゲイが好きな女性アイドルは?と聞かれると、絶対「ハロプロ」だろう。
ではなぜ、ゲイは多くの女性アイドルを差し置いて、ハロプロにハマるのだろうか。
1. ハロプロの歌詞がゲイに共感できる
誤解しないで欲しいが、私はハロプロが好きだ。
ハロプロの何が好きかって、曲の歌詞がメンヘラで重いこと。
例えば、つばきファクトリーの「今夜だけ浮かれたかった」の歌詞
今夜だけ浮かれたかった 胸の奥底に沈めた
今夜だけ浮かれたかった 想いを見せるはずだった
今夜だけ 今夜だけは
今夜だけ 今夜だけは
なんでもないよ さようなら
「今夜だけ浮かれたかった」まず過去形。 浮かれたかったけどできなかった。
さらに、なんでもないよ、さようなら・・・となんとも重い歌詞。
ちなみに、この歌が夏の歌だけど、こんな暗い夏の歌ってある?!ってくらい重い、暗い。笑
一方、AKB48の夏曲「ポニーテールとシュシュ」では
ポニーテール(揺らしながら)風の中 君が走る(僕が走る)砂の上・・
ポニーテール(揺らしながら)振り向いた 君の笑顔、僕の夏が始まる・・
夏の太陽眩しすぎ!!!ってくらい爽やか。明るい。恋ってステキ!!!!って気分になる。
この例は極端かもしれないが、ハロプロの恋にまつわる歌詞はメンヘラ並みに重く、AKBの歌詞は明るいことが多い。
ゲイの恋愛は叶わない片思いが多い
ゲイがハロプロの歌詞とAKBの歌詞どちらに共感できるかと言われれば、ハロプロの歌詞だと思う。
ゲイの恋愛は叶わない片思いが多いから、「恋ってステキ!楽しい。君が笑えば僕も嬉しい」みたいなAKBの歌詞よりも
「どうせ叶わない恋だから、私から去りましょう」というようなちょっとこじらせた歌詞に共感できる。
「恋って楽しい」ってよりは「恋って苦しい」とゲイは思っている人が多いはず。
だからハロプロの歌詞に共感しやすい。
2. ハロプロはがむしゃらだから
これは単純にハロプロのアイドルたちが必死に頑張っているから応援したくなる。ということ
もちろん他のアイドルも必死に頑張っていると思う。けど、ハロプロの女の子たちが重い歌を歌いながらも強いということが
余計そそられる。強かなのだ。
AKB48が世の中を席巻している時、ハロプロのアイドルたちはAKBの裏で必死になって活動していた。
やっぱりゲイって社会にまだ認められていない部分があるから共通する部分があって余計応援したくなるのだろう。
3. ゲイのコミュニティでファンが増える
ゲイバーに行ってびっくりしたのが、多くのゲイがハロプロの曲を歌うことだ。
しかもハロプロトークで盛り上がる。「私この曲の○○が好きなんだよね」「この曲歌おうよ」というように。
世代的にはAKBが流行っていただろう20代前半でもハロプロを知っている。
なぜかというと、周りのハロプロ好きのゲイが、知らないゲイをファンにしちゃうからだ。
「この曲めっちゃいいから聞いてみて」
「次はこの曲一緒に歌おうよ」
キャッチーなメロディー、共感する歌詞、必死にパフォーマンスするMV・・・これを見たゲイはハロプロの沼にハマるのである。
そして、人から人、ゲイからゲイへハロプロの熱が広がっていくのである。